本研究は、近年拡大するバンライフの住生活実践を手がかりに、車内空間および車中泊拠点の災害時活用可能性を検討した。8事例の図面化と聞き取りから、断熱・電源・就寝方式・作業空間の確保が長期滞在を成立させる条件であることを明らかにした。さらに全国897件の車中泊拠点を分析し、浸水域外かつ一定規模を有する施設が一次的避難地となり得ることを示した。加えて、令和6年能登半島地震における車両活用事例を通じ、復旧段階に応じて再配置可能な「近接型避難」の有効性を確認し、固定住宅中心の防災から移動可能な居住を含む多層的避難システムへの転換を提起した。
Akahori et al. (Mon,) studied this question.