82歳女性.月単位で増悪していた認知機能低下が急速に進行し,頭部MRIで右頭頂葉軟膜を中心とした病変を認めた.軟膜主体の病変や脳微小出血,脳表ヘモジデローシスなどからアミロイドβ関連血管炎(amyloid β related angiitis,以下ABRAと略記)を疑ったが,硬膜造影効果が非典型であったため,脳生検を施行しABRAの診断に至った.ステロイド加療で症状・画像所見ともに改善した.本疾患の画像経過からは,軟膜にはじまる炎症が脳実質および硬膜の双方向へ進展しており,ABRAの病態に特徴的な経過を考えた.硬膜には血管炎所見は認めず,軟膜の炎症が硬膜に波及する可能性が示唆された.
Imamura et al. (Thu,) studied this question.