医療関連感染の予防には,手指衛生遵守率の正確な評価が不可欠である.当医療センターでは,リンクナースと感染管理認定看護師(Certified Nurse in Infection Control:CNIC)が手指衛生監査を実施しているが,教育とバリデーション体制が不十分であった.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の新規発生が急増したA病棟において,両者の監査結果に約30%の遵守率の差が見られた.これを受け,CNICによる教育と同行監査を実施した結果,遵守率の差は10%未満に縮小した.本報告は,教育とバリデーションの重要性を示し,他施設への応用可能性も示唆する.
Yuki ISHII (Thu,) studied this question.