本研究は,「地下深くでマグマがゆっくり冷えてできる」とされる深成岩の固結深度に対する学習者の空間的スケール概念の認識を明らかにすることを目的として,中学生および教育学部の大学生を対象にアンケート調査を実施した。その結果,妥当な深度(2~50 km)を選択できた割合は中学生で33.0%,大学生で37.5%であった。特に地学系科目を高等学校で履修した大学生の正答率が54.4%と高く,履修経験が空間的スケール概念の形成に寄与している可能性が示唆された。一方で,中学生は「地下深く」の表現が妥当な深度より浅い範囲と捉えている割合が相対的に高い傾向が見られた。
Ieyasu TAKIMOTO (Mon,) studied this question.