近年のコンピューターシミュレーション技術の発達により,発生過程の植物器官の形状をシミュレートすることができるようになりつつある.このような技術は植物育種学研究において,どのような貢献をするだろうか? 本総説では,まず,植物の器官成長モデリングと呼ばれる技術について,基礎となる概念を紹介する.特に,植物における相対成長率,成長の方向を決める軸性,器官の変形を生み出す軋轢について,最近の研究例とともに概説する.さらに,本技術の植物育種学への応用可能性を論ずる.
Koide et al. (Thu,) studied this question.