症例 1:4 歳,男児。マイコプラズマ肺炎を発症した 10 日後に眼,臀部の瘙痒,口唇の腫脹と小水疱が出現した。Stevens-Johnson 症候群(Stevens-Johnson syndrome:SJS)の疑いで翌日入院となった。症例 2:12 歳,男児。マイコプラズマ肺炎を発症した 11 日後に口唇の腫脹と小水疱が出現した。ヘルペス性歯肉口内炎の疑いで翌日入院となった。2 症例ともマイコプラズマ肺炎に対して抗菌薬の投与が開始されたが粘膜疹は改善しなかった。皮膚病変を欠き,粘膜疹のみ認めたことから Mycoplasma pneumoniae-induced rash and mucositis(MIRM)と診断した。粘膜疹はプレドニゾロンの内服開始後に軽快した。マイコプラズマ肺炎感染後に出現した粘膜疹は経過や臨床像などから SJS やヘルペス性歯肉口唇炎などとの鑑別を要する。しかし本症例のように皮膚症状を欠く場合,MIRM の可能性を念頭に置く必要がある。
SAKAKIHARA et al. (Wed,) studied this question.