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液体・溶液における分子間振動や集団的配向運動は,約200 cm−1以下の低振動数領域に現れる.この振動数領域に現れる分子運動を精度よく観測する手法の一つにフェムト秒ラマン誘起カー効果分光法(femtosecond Raman-induced Kerr effect spectroscopy: fs-RIKES)がある.fs-RIKESはフェムト秒レーザーパルスを使ったポンプ─プローブ法による時間領域の分光手法であり,レイリー散乱の影響を除いた低振動数ラマンスペクトルが得られる.本稿ではこの分光手法を説明し,液体・溶液の低振動数スペクトル(特に分子間振動バンド)の解析・分析例を紹介する.特に,著者らが取り組んできた芳香環の特徴的な分子間振動運動が与えるユニークなスペクトル形状及びその電荷の影響について解説する.また,単純な分子液体の分子間振動が主に寄与している低振動数スペクトルバンドの振動数と液体のバルク物性の関係についても見てゆく.
Shirota et al. (Fri,) studied this question.
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