近年,阿寒湖ではマリモの生育状況が悪化している.マリモは水温が高いと腐敗,分解が進行する.そのため気候変動による阿寒湖の水温上昇がマリモの生育環境悪化の原因の一つとして示唆されている.この問題に対する解決策として水草の除伐や河川冷水へのアプローチが挙げられるが,科学的な知見は少ない.そこで本論文では3次元環境流体モデル(Fantom)を用いて阿寒湖の流動解析を行うと共に,河川からの低温水の流入と水草が阿寒湖の水温にどのような影響を与えるかについて考察を行った.その結果,河川の存在は水温を低く保つのに重要であり,水草の影響は小さいという結果が得られた.またキネタンペ湾では局所的に水深の浅くなるSillの影響で湾内に河川冷水が滞留し,チュウルイ湾と比べて水温が低くなっている可能性が示唆された.
OKADA et al. (Thu,) studied this question.
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