近年, 堤防情報を考慮した氾濫モデルの高精度化が求められている. 本研究では, 世界33カ国でLiDAR DEMを収集し, 地形指標に基づく抽出により約10万kmの堤防を抽出した. 実測データとの比較による精度評価を行った結果, 堤防が連続的に整備されている場所ではF1スコアが0.5以上と高水準で抽出可能な一方で, 天端幅が狭い堤防や蛇行河川においては精度が低下した. さらに, 抽出した堤防情報をモデルに組み込み, 過去の30件の洪水を対象に解析を行った. その結果, ライン川の2003年の洪水では, 氾濫が約37%抑制され, 実績値に近づくなど, 堤防の導入による精度改善が確認された.さらに, 抽出精度と氾濫域の改善率には正の相関が認められた. 以上より, 地形情報からの堤防抽出が洪水モデルの精度向上に寄与する事が示された.
Shiraishi et al. (Thu,) studied this question.
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