近年,タイヤ摩耗粒子(twp)の環境影響への懸念が社会で高まっており,6ppd-Qの発見を機にタイヤに含まれる添加剤の環境影響にも注目が集まっている.本研究では,凍結粉砕したタイヤゴム試料中の6ppdおよび6ppd-Qの定量分析に熱脱着gc/Msを適用することを主目的とした.タイヤゴムの発生ガス質量分析結果から熱脱着の温度範囲を100–320℃とし,標準試料の熱脱着gc/Ms測定結果から6ppdおよび6ppd-Qの検量線をr2 > 0.98の精度で得た.タイヤゴムを用いた添加回収試験を行い,6ppdの回収率77±6%(変動係数 7%)および6ppd-Qの回収率73±12%(変動係数 16%)を得た.熱脱着gc/Msでタイヤゴム中の6ppdおよび6ppd-Qを定量する手順を示すことができた.
Nagata et al. (Thu,) studied this question.