温暖化による気候変動の影響で内水及び外水氾濫の頻発化が懸念されている.新宮川水系熊野川の支川市田川流域を対象に温暖化予測値(解像度5km)を用い,過去に発生した本川水位と支川流域の雨のピークが同時生起する事例や内外水氾濫の同時発生の可能性について検討した.さらに,氾濫解析に基づき被害額を算定し,被害リスク評価も実施した.その結果,本支川同時生起事例は1事例のみであり,過去に発生した出水の特異性を示した.さらに,内外水氾濫の同時発生頻度は,4℃上昇時で増加し,これらが発生した際の浸水戸数は内水氾濫であっても5000戸を超えた.特に,内外水氾濫が発生した場合は内水氾濫単独よりも2倍程度の被害額となった.いずれも4℃上昇時のものであり,2℃上昇時よりも将来的な水害リスクの増加が示唆された.
KUSUHARA et al. (Thu,) studied this question.
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