受動型の振動絶縁では,系の固有振動数よりも十分に高い振動数域で変位伝達率が1よりも小さくなることが利用されている.その本質は一自由度系で説明でき,ばね定数と減衰係数を下げれば振動絶縁性能は向上するが,現実にはある程度の値にせざるを得ない.この問題に対して,本研究では,ばね定数等を下げることなく,剛体の回転モードを用いることで受動的に振動絶縁性能を向上させる方法を提案する.提案手法では回転モードの振動により,並進モードの振動を相殺し,変位が十分に小さくなる点を生み出す.理論と実験の両面で検討した内容を報告する.
啓介 山田 (Wed,) studied this question.