(目的)内腔発育型の胃消化管間質腫瘍(以下,GIST)に対する低侵襲手術として,腹腔鏡・内視鏡合同胃局所切除術(laparoscopic endoscopy cooperative surgery:以下,LECS)が広く施行されている.しかし病変の部位によりLECSにて切除困難な症例もあり,当科では胃内手術(intragastric surgery:以下,IS)を導入した.そこで今回筆者らは,当科で施行された内腔発育型胃GISTに対する単孔式ISの有用性を明らかにするためにLECS群と比較検討した.(方法)5cm以内の胃体上部から食道胃接合部にかけての内腔発育型胃GISTに限定すると,2021年4月から2024年4月までに7例の単孔式ISを施行したため,その手術成績につきIS導入前のLECS群6例と比較検討を行った.(結果)術後合併症,出血量で両群間に有意差は認められなかったものの,手術時間はIS群において有意に短かった(p=0.032).またIS群において入院期間の短縮を認めた(p=0.028)(結語)単孔式ISは内腔発育型胃GISTに対する低侵襲治療の選択肢の一つとなり得るものと考えられた.
Nakagi et al. (Wed,) studied this question.