本研究では、凍結融解試験前の養生条件による塩水浸入状態の違いが、モルタルのスケーリング抵抗性に及ぼす影響を検討した。水中養生期間、乾燥期間、乾燥温度および飽水処理の条件を系統的に変化 させた試験体に対し、jis a 5022附属書dを参考に塩水下での凍結融解試験を行った。その結果、凍結融解作用前の塩化物イオン浸透深さが大きい養生条件ほど、スケーリング量が小さくなる負の相関が確認された。養生条件の違いがスケーリング抵抗性に及ぼす影響には、乾燥後の再吸水時に残存する空隙の存在や、塩水浸入状態の変化による表層付近の凍結挙動の違いが関与していると考えられた。
OZAWA et al. (Mon,) studied this question.