【目的】本研究は,脳出血疑いの頭部単純CTに対し,syngo.CT Brain Hemorrhage(BH)(Siemens Healthcare, Forchheim, Germany)の診断精度を医師の診断と比較し,偽陽性の体積およびCT値指標を明らかにすることである.【方法】対象は脳出血疑いで撮影された509例で,出血の有無は医師の診断により判定した.BH判定を真陽性/偽陽性/偽陰性/真陰性に分類し,偽陽性について病変部位とBH指標(体積/最小・最大・平均CT値/CT値の標準偏差)を真陽性と比較した.【結果】BHの診断は感度100%,特異度82.2%,偽陽性率17.8%,偽陰性率0%であった.偽陽性の主な発生部位は脳溝(22例),脳実質(12例),血管(10例),硬膜および骨(各5例)であった.各指標はすべてp<0.01で真陽性と有意差を示した.【結語】BHは良好な診断性能を示し,偽陽性は真陽性と比較して体積およびCT値指標に統計学的差異を認めた.
Ishizuka et al. (Thu,) studied this question.