要旨 2-メチル-フェニルイミダゾールという多モーダル陰イオン交換リガンドが、高い多孔性のエレクトロスピン再生セルロース膜基板に機能化され、フルおよび空のアデノ関連ウイルス(AAV)カプシドの分離を成功させました。機能化された膜は平均孔径0.5µmを持ち、電荷および疎水性機能を示します。このリガンドは、フルおよび空のウイルスカプシド間の微妙な物理化学的差異を識別できます。多モーダル陰イオン交換膜は、グラディエントおよび二段階エリュージョン法を用いて、親和性捕獲された哺乳類AAV2からフルカプシドを分離することができ、優れたパフォーマンスを示します。グラディエントエリュージョンでは85.3%の純度で72.9%のフルカプシド回収が、また二段階エリュージョンでは92.2%の純度で70.3%の回収が可能であり、以前の研究と比べて膜体積あたりのウイルスカプシド負荷が約0.5-1.3 × 10^14粒子/mLと大幅に高くなっています。さらに、AAV2カプシドは、機能化された膜による精製の前後で同様の伝達効率を示し、膜の効果を確認しています。
Hao et al. (Sat,) はこの問題を研究しました。