我が国では,極端現象の規模・生起頻度及びその時空間分布を評価可能な高解像度アンサンブル気候データd4PDFが整備され,気候変動を踏まえた適応策の検討に利活用されている.アンサンブル気候情報を用いて実効性のあるリスク評価を行うためには,気候モデル出力が観測値に対して有する再現性を検証することが不可欠である.本研究では,母集団分布の端部に対して高い検定力を有する確率限界法を導入し,気候モデル実験値と観測値に基づく極値水文量の確率分布間の一致度を定量的に評価する手法を構築した.その上で,一級河川流域において,本評価手法をd4PDF実験プロダクト適用し,年最大24時間雨量の再現性を評価した.その結果,5km解像度のd4PDF実験では,全国的に観測値との高い一致傾向が確認され,再現性の高い流域を系統的に評価することが可能となった.
SHIMIZU et al. (Thu,) studied this question.