降水ウィップラッシュは極端な多雨(少雨)から少雨(多雨)への急な遷移を指す.本研究では6ヶ月スケールの降水ウィップラッシュの頻度の長期変化を全球的に解析した.解析には大規模アンサンブル気候シミュレーション実験cesm2-Lensの降水データを用いた.現在から21世紀後半にかけての降水ウィップラッシュは,海域と低~中緯度の陸域で増加傾向に,高緯度で減少傾向にあった.また,同現象の変化が単に少雨・多雨の独立的な変化によるものか,あるいは両者が連続して発生するメカニズムの変化によるものかを調査した.その結果,陸域では少雨と多雨の個々の変化で降水ウィップラッシュの変化を説明できることが分かった.
FUJISAWA et al. (Thu,) studied this question.