本研究では,山口県の主要な12水系を対象に環境dna調査を行うことで淡水魚類の広域分布情報を収集し,魚類多様性と環境要因との関係を評価した.さらに在来種を対象とした生息ポテンシャルマップを作成し,河川全域における魚類多様性を推定した.その結果,52種の淡水魚類が検出され,各水系で絶滅危惧種の割合は30~40%と比較的高くなっていた.在来種の生息ポテンシャルは,佐波川水系,椹野川水系,田万川水系の中下流域で高くなる傾向が示され,これらの水域では絶滅危惧種を含めた在来種の多様性が高く,保全の優先度が高い水域が多く含まれることが考えられた.本研究によって,環境dna分析が淡水魚類の広域分布情報の収集・蓄積に有用であり,河川管理における魚類多様性や生息地の保全に貢献できるツールであることが示された.
Hanaoka et al. (Thu,) studied this question.
Synapse has enriched 5 closely related papers on similar clinical questions. Consider them for comparative context: