日本の外科診療は長年主治医制を基盤としてきたが,過重労働や情報共有の不備,若手医師の負担増といった課題を抱え,働き方改革によりその維持は困難となっている.持続可能な診療体制の構築には,複数の医師が責任を共有し互いを支え合う「チーム制」の導入が有効である.チーム制は単なる業務分担ではなく,診療の質と医師の幸福(Well-being)を両立する仕組みである.実際,大学病院や地域中核病院での導入事例では,勤務の平準化,休養確保,情報共有の効率化,教育機会の拡充などが報告されている.一方で,責任の明確化や公平な業務分担,リーダー育成といった課題もある.本稿では,チーム制の理念と実践例を通じ,外科医のWell-beingを基盤とする持続可能な消化器外科診療体制のあり方を提言する.
黒田 et al. (Sun,) studied this question.