都市緑地及び文化的景観として価値が見出されている屋敷林は,市街化の中で数を減らしてきた。本研究では,東京都練馬区および旧保谷市を対象とし,戦後から現在まで複数年次の空中写真を用いて屋敷林の分布と面積変化を把握し,ロジスティック回帰分析により屋敷林の転用発生のしやすさに寄与する要素を検討した。その結果,当地域の屋敷林は件数にして約2割、面積では約1割にまで減少したことが明らかとなった。また,各年代で期首の屋敷林面積が有意な影響を示し,小規模なものは消失,大規模なものは面積減少を起こしやすいことが確認された。1989年以前では最寄駅からの距離も消失の発生率に対して有意な影響を示しており,宅地開発による土地需要が関与していることを示唆した。
Izumi et al. (2026) studied this question.