地球温暖化の影響により,近年は局地的な豪雨や洪水の発生が増加している.河川水辺の国勢調査は5年に1度実施されているが,その間にも河道内の植生は変化すると考えられる.そこで本研究では,衛星リモートセンシングデータを用いた植生モニタリングに着目し,合成開口レーダとマルチスペクトルデータを組み合わせた新たな植生量指標を構築した.那珂川流域を対象として,2017~2024年の4時期の衛星データに適用し,植生種別および年度間における指標値の変動を解析した.その結果,指標値は植生の立体構造を包含し,竹林・樹林・草地の区分において明確な差を示すとともに,草地から木本・竹類への遷移に伴う増加傾向を捉えることができた.これらの結果から,本指標は広域的かつ長期的な河川植生モニタリングに有効であることが確認された.
Li et al. (Thu,) studied this question.