本研究では,3dcg地層教材の利用が,地層の3次元的な特徴の理解に与える影響を検証するため,以下の2点を目的とした。1点目は,層理面の読み取りを補助するようなオブジェクトを追加した3dcg地層教材での学習が,地層の傾斜方向の把握に与える影響を検証することである。2点目は,3dcg地層教材を取り入れた褶曲構造の学習が,褶曲構造の把握に与える影響を検証することである。男子中学3年生を対象とした授業実践の結果から,以下の2点が示唆された。1点目は,層理面を3dオブジェクトで強調した3dcg地層教材の観察を実施することにより,オブジェクトが追加されていない3dcgの地層における傾斜方向の理解度が向上することである。2点目は,本研究で開発した褶曲の学習方法により,褶曲構造の理解度が向上することである。これらのことから,3dcg地層教材を利用した学習は,地層の3次元的な理解を促す可能性が示唆された。一方で,褶曲は中学校学習指導要領触れるという表現にとどまっていることから,本授業実践は発展的な内容として実施された。中学校学習指導要領の内容に則した3dcg地層教材と,それに伴う授業実践の開発が今後必要である。
Kazuya IIDA (Mon,) studied this question.
Synapse has enriched 5 closely related papers on similar clinical questions. Consider them for comparative context: