キク類の切り花では切り花長を90 cmにすることが一般的である.しかし,生け花や花束加工の利用場面では90 cmは長すぎるため,より短い切り花の流通が必要とされている.従来よりも短い切り花を生産する技術を短茎栽培と呼んでいる.しかし,短茎栽培が切り花の品質と日持ちに及ぼす影響はほとんど明らかにされていない.そこで,スプレーギク‘アイセイカーラ’と‘セイヒラリー’において従来の方法により90 cm用に栽培した切り花と短茎栽培により70 cm用に栽培した切り花の品質および日持ちを調査した.‘アイセイカーラ’では切り花品質,日持ちともに90 cm区と70 cm区に差はみられなかった.‘セイヒラリー’では短茎栽培により50 cm切り花の花蕾数は減少し,生け水に後処理剤を添加した場合に日持ちは短縮した.しかし,両品種ともに,すべての試験区で品質は出荷規格を満たし,20日以上の日持ちを示した.以上の結果から,短茎栽培により生産した切り花の品質と日持ちは従来の切り花から大きく低下することはないことから,短茎栽培の有用性が示された.
Makita et al. (Thu,) studied this question.