Reports on the anatomical variations of jugular veins and their implications for carotid endarterectomy procedures.
われわれは内・外頚静脈に留意・利用した頚動脈内膜剝離術(carotid endarterectomy:CEA)を行ってきた.われわれが行っている頚静脈の利用法について報告するとともに,内・外頚静脈の解剖とその破格について文献的考察を行う.頚部の静脈を表層の外頚静脈群と深層の内頚静脈群に分けると理解しやすい.頚部の静脈の情報を得るため,術前に動脈相,静脈相,骨をfusionした3D-CT画像を構築し,側面像を用いて静脈の情報も手術に利用した.外頚静脈は剝離面となる深頚筋膜浅葉の確認と大耳介神経の同定,そして頭側上縁で耳下腺を同定するために役立った.深部の静脈群で,総顔面静脈,下顎後静脈と咽頭静脈の走行には注意が必要と考える.総顔面静脈および下顎後静脈は頚動脈三角前上縁,つまりcarotid fat padの前上縁を構成する指標として役立った.静脈の処理には,内側深部を舌下神経が走行しているため,この舌下神経に注意しながら静脈を剝離し,舌下神経を確認後に処理することが必要と考える.特に,下顎後静脈が発達している症例では,下顎後静脈が舌下神経に接しており,剝離時に注意を要した.また,咽頭静脈が発達している症例では,咽頭静脈が胸鎖乳突筋動脈とともに舌下神経を係留し,頚動脈三角上後縁の指標となった.高位CEAなどで舌下神経に可動性をもたせる必要がある症例では,適切な咽頭静脈の処理が必要となる.深部に接して舌下神経が走行することを意識しながら,丁寧な処理を心がけることが大切である.内・外頚静脈の解剖とその破格について理解することで,頚動脈三角と舌下神経との関係への理解が深まり,脳神経麻痺の合併症軽減につながるものと考える.
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WADA et al. (2026) studied this question.
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