膵外分泌機能不全は,膵臓の外分泌機能低下により,膵臓から十二指腸に分泌される膵酵素が欠乏することによって起こる消化吸収障害を特徴とする病態の総称である.膵外分泌機能不全の原因となる最多の疾患は慢性膵炎であり,慢性膵炎の罹病期間が長く,病期が進行するほど膵外分泌機能不全の合併頻度が高くなる.膵外分泌機能不全の治療は,十分なエネルギー摂取と膵消化酵素補充療法が中心となり,断酒・禁煙などの生活習慣改善も重要となる.併せて,高率に合併する膵性糖尿病に対する評価・治療も必要である.一方で,膵外分泌機能不全を正確に診断することが難しいという大きな臨床課題が残されている.膵外分泌機能不全を適切に診断し,多角的に治療介入することで,慢性膵炎患者のqol向上並びに長期予後改善に繋がることが期待される.
FUJIMORI et al. (2026) studied this question.