坐骨結節裂離骨折は思春期のスポーツ選手に好発する比較的稀な外傷である.本骨折に対して手術加療を行った症例について報告する.14歳男性,リレー中に転倒し受傷した.X線およびCTで右坐骨結節遠位に15 mm転位した骨片を認め,右坐骨結節裂離骨折の診断で骨折観血的手術を行った.手術はスクリュー3本で内固定した.術後外固定は行わず,術後3週は免荷,術後6週で全荷重とした.術後2か月からジョギングを開始し,術後4か月で競技復帰,術後8か月で抜釘した.坐骨結節はハムストリング付着部であり,運動時の強い収縮力に耐えられず本骨折が生じる.保存加療を選択されることも多いが,偽関節によるハムストリングの筋力低下や疼痛の残存が危惧される.本症例では転位が15 mmと大きく,陸上競技への早期復帰希望により手術加療を選択した.坐骨結節裂離骨折に対して手術加療を行い,リハビリスタッフと連携して後療法を計画し,良好な成績が得られた.
小無田 et al. (Wed,) studied this question.