機械的エネルギーの有効利用と無機微粉体の表面改質の双方の見地から, メカノケミカル重合反応を利用した微粉体の表面改質法について検討した.メカノケミカル重合反応は, 窒素雰囲気下メタクリル酸メチル溶媒中で石英を粉砕することで行った.用いた粉砕機は振動ボールミルで, ミル容器およびボールは窒化ケイ素製である.実験は, 窒素雰囲気下で石英の濃度を変化させて行い, 石英の比表面積とポリマー転化率の経時変化を調査した.その結果, 重合反応は粉砕性と密接に関係し, ポリマー転化率は石英の生成全表面積におおよそ比例すること, わずかのポリマー量で石英表面は十分に疎水性に表面改質されることなどが明らかになった.本法は, 他の無機物固体についても適用でき, またモノマーの選択で用途に応じた様々な表面改質が期待でき, 表面改質法として有用であると考えられる.
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Hasegawa et al. (1991) studied this question.