直腸切断術後の続発性会陰ヘルニアは比較的稀な疾患で,手術による修復が標準治療だが,術式には様々な報告がある.症例は61歳,男性.進行下部直腸癌に対して術前放射線化学療法を行った後,腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術を行った.術後半年頃から立位での会陰部の膨隆を自覚し,ctの結果,続発性会陰ヘルニアと診断した.会陰ヘルニアに対しメッシュを用いた腹腔鏡下ヘルニア修復術を行った.術後経過は良好で術後6日目に退院となったが,術後18日目に再度会陰部の膨隆と下腹部痛を自覚し,会陰ヘルニアの再発と診断した.前回手術で使用したメッシュと骨盤壁の固定が外れており,小腸の脱出を認めていた.さらに大きいサイズのメッシュを用いて縫合およびタッカーを使用し固定した.経過良好で術後9日目に退院となり,以降2年5カ月再発は認めていない.今回われわれは,比較的稀な会陰ヘルニアの1例について経験したため,若干の文献的考察を加えて報告する.
Ueda et al. (Wed,) studied this question.