脊振山地・浮嶽に産する泥質グラニュライトとその周囲の糸島花崗閃緑岩について,LA-ICP-MSジルコンU-Pb年代とFE-EPMAモナザイトU-Th-Pb年代を測定した.糸島花崗閃緑岩からはジルコンU-Pb法で102 ± 2 Maの火成年代が得られた.また,泥質グラニュライトのジルコンの縁辺部からは105 ± 2 MaのU-Pb年代が得られた.この年代は100-120 MaのモナザイトU-Th-Pb年代と調和的である.ジルコンの核部からは,400-510 Maに集中する砕屑性年代が得られ,最も若い年代は360 Maであった.この砕屑性ジルコンの年代分布は蓮華変成岩に類似するが,変成作用の時期や条件が異なる.浮嶽の泥質グラニュライトが示す変成年代は100-120 Maであり,肥後変成岩の再加熱の時期あるいは領家変成岩の主要な変成作用の時期とほぼ同時期である.しかし砕屑性ジルコンの年代分布が一致せず,これらの変成岩は互いに異なる後背地に由来することが考えられるため,直接の対比は困難である.
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Adachi et al. (2012) studied this question.
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