本研究の目的は,Big Fiveパーソナリティ特性とGPA及びGPAの個人内変動との関連を検討することであった。349名の大学生を対象に調査を行うとともに,その回答者と紐づけ可能なIRデータを取得して分析を行った。その結果,海外の知見と同様に,日本においてもBig Fiveパーソナリティ特性の中で勤勉性がGPAの最も強い説明因子であることが示された。さらに,外向性と勤勉性の高低によって学期中のGPAの個人内変動の様相が異なり,外向性及び勤勉性が低いと2年春までGPAが低下していたのに対して,それらが高い場合は1年秋以降のGPAの低下が見られなかった。これらの結果を踏まえ,国内のBig Fiveパーソナリティ特性とGPAの関係,並びに大学適応を高めるために有効となる介入の在り方について議論した。
Matsuki et al. (Tue,) studied this question.