土砂災害に対するソフト対策として運用されている土砂災害警戒情報の補完を目的に,その算出に用いる降雨情報を入力データとした斜面崩壊予測モデルの検討を行っている.土壌雨量指数により表層の地下水の流入出過程が模擬的に表されることに着目し,60分積算雨量を組み合わせた修正土壌雨量指数,およびその値を超えると崩壊土塊が飽和状態となる限界土壌雨量指数を定義した.そして,崩壊土層の粘着力および地下水位と修正土壌雨量指数を関連付けることで,降雨時の安定性低下を表現する安定計算式を提案した.提案式による安定性評価は,限界土壌雨量指数および限界60分積算雨量が小さいほど,疑似飽和状態に達する時間が速く,安全率は小さくなる.あわせて,両者の設定を崩壊箇所と計算値の比較結果に基づいて行う方法について示した.
Nonami et al. (Thu,) studied this question.