低緯度の条件付不安定大気申の大規模じょう乱の性質を摂動方程式を解いて調べた。条件付不安定成層の効果は,放出される熱量が摩擦層上端の上昇流に比例するという仮定を用いてモデルにとり入れた。低緯度の条件付不安定大気モデルでは,台風の他に3種類の不安定波が存在しうることがわかった。第一は,一般流の鉛直シアーが強い程又緯度が高い程大きな発達率をもち,下層の一般流に流される不安定波。第二は,適当な強さの鉛直シアーに対して最も不安定になり,又緯度が低い程発達率が大きく,下層の一般流より少し速く西進する不安定波である。この2つの不安定波の水平波長は2,000~4,000kmで,熱と鉛直シアーと地表摩擦とが重要な役割を果す。これらの構造は,低緯度対流圏の偏東風波動じょう乱の構造にかなり良く似ている。第三の不安定波は,水平波長が3,000~12,000kmで,上層での熱放出量が多いときには8,000~12,000kmになる。成層圏で強い一般流がないときには,この不安定波だけが成層圏下部で大きな振幅をもち,成層圏で軸が大きく西に傾く。この波の構造は,柳井と丸山(1966)によって見出された赤道地方の成層圏じょう乱の特徴の多くを表現している。
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Masanori Yamasaki (1969) studied this question.
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