海外のトマト等ナス科作物での発生と被害が拡大しているtomato brown rugose fruit virus(ToBRFV)について,日本国内への種子を介した侵入を抑制するための種子消毒技術,および,国内で発生した場合に取り得る防除技術として汚染器具の消毒技術およびトマトモザイクウイルス(ToMV)の弱毒株を用いた防除の効果を評価した.トマト汚染種子の消毒では,5%リン酸三ナトリウムおよび次亜塩素酸ナトリウム溶液での処理がともに高い効果が認められたが,発芽率の観点から前者が優れていた.ただし,消毒により感染性が完全に消失した種子からも,RT-PCRによる検出ではToBRFV陽性と判定されうることが明らかとなった.ToBRFV汚染器具の消毒効果については,5%リン酸三ナトリウムおよび1%消石灰には高い効果が認められた.トマト苗への弱毒ウイルス株ToMV-L11A株の接種は,ToBRFVの感染や発病を抑制する効果は期待できないと判断された.
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Kubota et al. (2023) studied this question.
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