本研究は2020年11月にフィリピン共和国ルソン島を通過した台風Ulyssesによる洪水災害を事例にし,衛星画像で把握できた浸水域に基づいて推定した潜在被災者数が,どの程度実際の避難者数と整合するかを分析することで衛星データ活用のメリットと課題について検討した.この事例では,台風通過翌日の午前中にはSentinel-2によって対象流域の大部分をカバーする光学衛星画像が取得され,対象流域の8割以上の自治体で浸水状況を把握できた.そして,その浸水域に人口分布データを重ねることで求めた潜在被災者数と実際の避難者数との比較では,大きな乖離があることが示されたものの,自治体ベースでの実際の避難者発生有無とは非常に良く整合しており,避難者発生を判断する目安として活用できる可能性が示唆された.
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Aida et al. (2022) studied this question.
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