本邦の紙パルプ工業の課題は原料木材の確保と公害防止技術の開発の2点にあると思われる。紙パルプ工業の公害には水質,大気,悪臭などがあり,公害多発生型産業の代表の一つに数えられ, 内外ともに紙パルプ工業は無公害型工業への転換を迫られている。最近クラフトパルプ(kp)製造段階の悪臭と化学工業における悪臭を対象として悪臭防止法が制定され,その悪臭防止処理設備の設置が急がれ,水質,大気汚染とともに重要な問題となっている。工場立地により騒音防止についても対処する必要があり,また将来排水についても完全処理を行なってクローズドシステム化し,さらに無公害パルプ化法を確立する必要がある。紙パルプ工業の副生排出物を活用して低価格の処理薬品を自製し,公害処理費の低減をはかることも必要で,多量に副生するリグニン化合物からの活性炭の生産もその一例と考えられる。以下紙パルプ工業の公害防止技術の最近の動向について述べる。
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Junji Nomura (1972) studied this question.
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