プラスチック光ファイバーの伝送損失は吸収損失と散乱損失に大別されるが, 可視光領域における損失は散乱損失に大きく依存している. 本研究では, 光ファイバーコア材料としてよく用いられるポリメタクリル酸メチル (PMMA) について低散乱損失化の可能性を検討した. 不純物プリーなモノマーから作製されたPMMA固体の光散乱損失は, 重合条件, 熱処理条件に大きく依存した. 今回, 揺動説での理論限界値と報告されている14dB/km (波長633nm) を越える低散乱損失PMMA固体を作製することができた, 光散乱強度の角度依存性から, このPMMA固体中には数百Å程度の大きさを有する10-5オーダーの屈折率ゆらぎが存在することが判明した。これは重合時の応力ひずみや高分子量ポリマーの凝集等によるものであり, タクティシティによる本質的なゆらぎや残存モノマーが直接的な原因ではないと結諭づけられた.
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Ohtsuka et al. (1985) studied this question.