単胃動物の盲腸や結腸で乳酸やコハク酸が蓄積することがあり,しばしば大腸の機能を阻害することが知られている.本実験では,ブタ大腸における難消化性オリゴ糖の発酵から乳酸やコハク酸が蓄積してくるpH条件を知るために,ブタ盲腸液を用いたin vitro試験を行った.キシロフラクトオリゴ糖,イソマルトオリゴ糖,およびラフィノースをpH4.0, 4.5, 5.6, 5.8, 6.0, 7.0, 7.5に調整した緩衝液中でブタ盲腸液と培養した.乳酸•酢酸•プロピオン酸•酪酸が生成した主なカルボン酸であった.統計処理の結果,ギ酸以外のカルボン酸の生成に対して,培地のpHならびにオリゴ糖種とpHの交互作用の影響が有意であった.乳酸は一般に低い初発pHで蓄積したが,蓄積の見られるpHはオリゴ糖によって異なり,イソマルトオリゴ糖では5.0,ラフィノースとキシロフラクトオリゴ糖では6.0であった.また乳酸の生成モル比率は,キシロフラクトオリゴ糖を除いて,培養時間が経過するほど減少した.大腸内容物のpHを少なくとも6.0以上に維持すればオヴゴ糖の給与による乳酸の蓄積を防げるものと判断された.
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Ushida et al. (1998) studied this question.