高分子とタンパク質との相立作用の研究は一般的にはなじみがなく特殊な分野のもののように思われがちである。しかしながら実際にはタンパク質の構造や機能を解明するうえにも,また食品科学や医学的な応用面においても高分子とタンパク分子との相互作用の研究は重要なものであって外国においては古くから広く行なわれてきている。この小論においてはまず中性高分子,次いで高分子電解質とタンパク質との相互作用の研究についてい概説する。高分子とタンパク質の相互作用には高分子に電離基の存在することが必要であるが, その相互作用は単に静電的なものでなく, タンパク質分子内, タンパク質- 高分子間の水素結合や,タンパク質分子表面の電荷分布状態が重要な役割を占めることを述べる。疎水結合がどのような役割を果すのかは今後に残された興味ある問題である。
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Hajime Noguchi (1973) studied this question.