ポリイミドの耐熱性を検討するために, 各種芳香族ポリイミドをピロメリット酸ジ無水物とジアミンの縮合によりえた。芳香族ジアミンとしては, 〓,をもつものをえらび, 比較のために脂肪族ジアミンとしてはヘキサメチレンジアミンをえらんだ。これらポリイミドの熱分解を窒素中および空気中で700℃まで行ない,熱分解の状況を示差熱分析で測定し,考察を行なった。熱分解,熱酸化はいずれも,ポリイミドの中のジアミン成分の化学構造と密接な関係があることがわかったピロメリットイミド環は熱分解,熱酸化に対してきわめて安定である。ジアミン中に芳香族核を有するものは脂肪族を含むものに比べて熱安定性大きく, とくにベンゼン核のパラ位置に直結した成分を含むものは, もっとも熱安定性が大で,分解開始温度は約500℃である。主鎖のメチレン基,側鎖のメチル基は空気中で200~300℃で熱酸化を受け始める。芳香族核間のエーテル結合は熱分解,熱酸化に対して安定である。
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Nishizaki et al. (1963) studied this question.