環境応答性ゲル薄膜を用いた分離システムを開発し, 分離システムに必要なゲル薄膜の構造制御も同時に行った. N-イソプロピルアクリルアミド (NIPAM) は32℃付近で急激な相転移を示すが, 多孔性薄膜の細孔表面にNIPAM高分子鎖を固定した膜を用い, 転移温度上下で温度をパルス的に変化させ, 溶質の吸脱着を伴う膜透過を行った. このシステムに適用する膜の構造制御を行った. NIPAM鎖の固定にはプラズマグラフト重合法を用いた. プラズマ照射条件および重合条件を変化させることにより, 細孔径および膜厚の異なる基材に対し膜厚方向のグラフト重合相分布を制御することに成功した. さらにシステムをタンパク質精製に応用するための基礎的検討を行った. 不可逆的な吸着および凝集などの影響により時間とともにフラックスが減少するもののγ-グロブリンでは吸着・脱着が起こりパルス的に透過した. 蛋白質分離にも本分離システムが適用できる可能性が示された.
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Choi et al. (2000) studied this question.