カラマツ(Larix leptolepis)材とタケ(Phyllostachys pubescens)稈の酵素糖化・バイオエタノール生産の前処理として,アルカリ性サルファイト・アントラキノン(AS―AQ)蒸解に着目し,その蒸解特性およびパルプの酵素糖化挙動を検討した。カラマツ材の蒸解では,蒸解液中のNaOHとNa2SO3の比率が60%対40%のとき,リグニン含有量が低く収率の高いパルプが得られることが示された。ろ紙分解活性試験法に従って,AS―AQパルプおよびソーダ・アントラキノン(Soda―AQ)パルプをセルラーゼで処理するとき,パルプのリグニン含有量が高いと酵素糖化が抑制されることが示された。同一のリグニン含有量で比較すると,カラマツ材AS―AQパルプはSoda―AQパルプよりも高い酵素糖化率を示すことが見出された。さらに,タケ稈AS―AQパルプはカラマツ材AS―AQパルプよりも酵素糖化率が高いこと,リグニン含有量が6.8%のタケ稈AS―AQパルプはろ紙よりも酵素加水分解されやすいことが見出された。前処理として,AS―AQ蒸解法はSoda―AQ蒸解法よりも効果的であり,タケ稈AS―AQパルプはバイオエタノール生産の原料として有望であることが明らかとなった。
No takes yet. Share an insight, caveat, or question.
翼 et al. (2014) studied this question.
Synapse has enriched 5 closely related papers on similar clinical questions. Consider them for comparative context: