アゾベンゼン単位を含みアルキル基とメチレン基の長さを適切に設計した一連の両親媒性物質を合成し,水面上の単分子膜の性質を表面圧-面積曲線により考察した。Langmuir-Blodgett法により石英基板上にLB膜を作製し,累積時における単分子膜の面積減少を追跡することにより累積形式を調べた。累積形式は水相のpHに強く依存することがわかった。X線回折を解析することにより膜構造の形式を調べた。膜構造の形式は累積形式を制御することで必ずしも制御できるものではなく,むしろ成膜分子の化学構造を非常によく反映するものであることが明らかとなった。LB膜における紫外.可視域の吸収スペクトルを測定した。吸収スペクトルから長軸および短軸方向にある遷移モーメントに基づく吸収強度の比を半定量的に解析し,その結果を用いてX線長周期の値と分子モデルとの比較,さらに発色団のH-会合についての知見と合わせてLB膜中での発色団の三次元的配列状態を考察した。アゾベンゼン誘導体がもつティルとスペーサーの長さの違いでLB膜における発色団の配向と凝集状態がかなり異なることがわかってきた。
No takes yet. Share an insight, caveat, or question.
Xu et al. (1987) studied this question.