環状エーテル類のカチオン共重合に関する研究例はまだ少ないが環状エーテルモノマーの塩基性度が重要な因子となっていることは想像される。一方,環状エーテル類の塩基性度に関する研究も少ない。したがって著者らは赤外吸収スペクトル法により,15種の環状エーテルの塩基性度を測定した。主な環状エーテルの塩基性度の順は,テトラメチレンオキシド(TMO)>テトラヒドロフラン(THF)>3,3-ビスクロルメチルオキサシクロブタン(BCMO)>プロピレンオキシド(PO)≒1,3-ジオキソラン(DOL)>4-メチル-1,3-ジオキソラン(4MeDOL)>スチレンオキシド(SO)>エピクロルヒドリン(ECH)>4-クロルメチル-1,3-ジオキソラン(4ClMeDOL)>トリオキサン(TO)である。BF3系触媒による環状エーテルの共重合の組合せBCMO-THF,BCMO-DOL,ECH-THF,EO-THF,DOL-4ClMe・DOLについて共重合パラメータ(1/γ1)を整理して環状エーテルの塩基性度(pKb)と比較した結果,1/γ1とpKbは大体直線的な関係のあること,すなわちモノマーの反応性は塩基性に比例することがわかった。またカチオン生長末端のモノマー選択性は末端構造4ClMeDOL,ECH,EO,DOL>THF>BCMOの順である。
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Iwatsuki et al. (1964) studied this question.