不飽和脂肪酸エステルの自動酸化初期反応生成物としてのヒドロペルオキシド濃縮体については,広く研究されているが,いわゆる高度不飽和酸エステルヒドロペルオキシド濃縮体の研究はまだあまりない。さきに行なった向流分配法による研究では,無変化のヒドロペルオキシド濃縮体をえたが十分なる分離は困難であった。そこでほとんど純粋なドコサヘキサエン酸メチルを用い,これを-1~2℃ で自動酸化し,生成物をジリカゲル,メタノール-ベンゼンを用いる分配クロマトグラフィーにより分離し, 過酸化物価, 紫外吸収スペクトル, 赤外吸収スぺクトル等からそれらの区分の性状を検討した。未酸化区分,モノヒドロペルオキシド(〓の存在が推測される),第3区分を有効に分離しえた。たただし第3区分はクロマトグラフカラム上で変化したヒドロペルオキシドとして分離された。
No takes yet. Share an insight, caveat, or question.
Fukuzumi et al. (1963) studied this question.