H-347×ユーカラ正逆交雑の無選抜で維持したF2~F7集団,および新2号×房吉と新2号×SesiaのF2集団に粒重と腹白米歩合の選抜を加え,選抜反応と相関反応から遺伝率と遺伝相関係数を推定した。供試した雑種集団の変異は玄米1000粒重で17~37g腹白米歩合で0~100%と広範であった。粒重の遺伝率は世代におよび材料にかかわらず。0.7前後であり,非相加的遺伝分散の割合は小さいとみられた。腹白米歩合の遺伝率はF2→F3選抜のO・3前後からF4→F5選抜の0.7前後まで漸増し,非相加的遺伝分散の大きいことが示唆された。両者の遺伝相関序数はおよそ0.7前後であった。また,遺伝相関係数は出代を追って変化しなかったので,相関の原因は遺伝子の連鎖ではないと見られた。大粒性主働遺伝子Lk-fは多面発現的に腹白米歩合をも支配していた。遺伝率および遺伝相関の大きさから,粒重による腹白米歩合の間接選抜が有効な場合もあった。
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Kazuyoshi Takeda (1983) studied this question.
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