硫酸チタン(IV)を加水分解して得た水酸化チタン(IV)スラリーを170℃から1000℃までの各温度で焼成して酸化チタン(W)(TiO2)を得た。これらのTiO2について,アナタースおよびルチル結晶の含有率,結晶子の大きさ,表面積,残存硫酸イオン量,表面ヒドロキシル基量などの特性値を求めた。TiO2に白金黒(Pt)を擦りまぜることにより担持させ,2-プロパノール(i-PrOH)水溶液の光脱水素反応に対する触媒活性を検討した。Ptを担持させないTiO2はほとんど触媒活性を示さないが,Ptを5wt%担持させた場合には,アセトンと等モルのH2が効率よく生成する。蒸留水および6mol・dm-3NaOH中におけるTiO2-Ptの活性は焼成温度とともに増大し,770~800℃ のときに最大となり,この温度以上では急減した。TiO2の光触媒活性はその結晶構造によっていちじるしく影響され,ルチル結晶は活性がきわめて小さいが,アナタースは結晶の成長度とともに大きな活性を示すことが明らかとなった。銀塩を含むかPrOH水溶液申の光触媒反応では,ルチル型TiO2を用いた場合でも,アナタースTiO2と同程度のアセトソ生成と銀の析出が起こった。
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Nishimoto et al. (1984) studied this question.