ポリエスエル系ポリマーの化学反応を利用する微細構造検討法の可能性を調べる目的で, 微細構造の異なるポリエチレンテレフタレート (Pet) 繊維を, 30℃ において70%モノエチルアミン水溶液で加アミン分解した。分解過程は減量, 不溶解残留物の結晶化度, 分子量, 長周期, アミド基含量, 融解挙動, 形態などの変化から検討した。分解過程は, 初めに減量の速い過程とこれに続く減量のおそい過程とがあった。速い過程では結晶化度の増大, 分子量の低下, 長周期の減少, アミド基含量の増加, 融点の降下などが示され, 一方おそい過程ではこれらの値は変化せず一定であった。これらの結果から, 減量の速い過程で非晶領域が選択的に分解を受け, 以後のおそい過程で結晶が厚さの方向からでなく, まわりから徐々に分解を受けると考察した。また無延伸糸はラメラ状構造から成り, 延伸糸はラメラ状構造とフィブリル状構造とから成ることが, 融解挙動の検討結果と電子顕微鏡観察から明らかになった益
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Toshio Kurita (1969) studied this question.