濾過特性に及ぼす粒子群の沈降の影響を検討するため, 炭酸カルシウムスラリーを用いて定圧条件下で上向流および下向流ケーク濾過実験を行った.沈降の影響により, 上向流濾過における濾過速度は, 下向流源過のそれに比べて著しく大きくなった.粒子群の沈降の影響を考慮した上向流および下向流ケーク濾過特性を記述する濾過モデルを提出した.近代済過理論に立脚し, 圧縮透過実験データと回分沈降実験データを利用して, 上向流および下向流濾過における濾過速度が推定できることが明らかになった.また, 上向流と下向流濾過の両者の実験結果に基づき, 定圧濾過係数の値を求める方法を提案した.本研究により, 粒子群の沈降現象が, 微粒子懸濁液の上向流および下向流ケーク濾過における濾過特性に, 極めて大きな影響を及ぼすことが明らかとなった.
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Iritani et al. (1999) studied this question.