セルロース物質の光崩壊におけるセルロースの微細構造の影響を明らかにするため,天然および再生セルロースから得た結晶,無定形(非晶)試粒こついて紫外光照射による変化を,主として赤外吸収スペクトル,および粘度法による重合度測定により比較,検討した。得られた結果は,(1)天然,再生セルロースともに,結晶部分は波長200nm以上の光には変化を受けず,無定形セルロースのみが主として253.7nmの光で変化を受け,カルボニル基を生成,1,4-グルコシド結合が開裂し,ランダムな一次反応にしたがって重合度を低下する,(2)光照射のさいに水が存在するとセルロースの講造に影響を与え,無定形部分における光あ作用を抑鋼する。(3)セルロースのモデル化合物セロビオースの光照射実験により,上記の光分解反応は,結晶のままでは起こらず,溶解状態(無定形に対応する)でのみ起こることを確かめた。
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Yurugi et al. (1977) studied this question.